カナダの小学校の給食「ホットランチ」

カナダの学校は給食がありません。でも時々「ホットランチ」という言葉を耳にします。「ホットミール」とも言いますが、温かい食べ物を配達してくれるのでしょうか?それとも、学校で何かお料理をしてくれるの?? お料理ができる教室はないですね。電子レンジやオーブンが使えるのは、たぶん先生方が集まるスタッフルーム内だけですね。

「ホットランチ」とは、希望する生徒が有料で申し込みをする給食のようなものですね。ここ数年ホットランチプログラムを導入している小学校が増えています。最近は共働きの世帯が増えていますから、お母さんにとっても、このホットランチのプログラムはありがたいですね。カナダは幼稚園から高校3年生まで義務教育ですから、お母さんは13年間お弁当を作ることになるのでしょうか?? これは、なかなか大変です。ですから、ホットランチのプログラムが導入された事で、時々お弁当作りも息抜きができそうですね(笑)

 ホットランチにはメニューがあり、事前に申し込みができます。毎日ではなく、週や月に数回と決まっている場合が多いようです。ほかほかで温かいものを配達してくれるのは嬉しいですね。最近はメニューも増えているようです。子供達に人気があるのは、やはりピザやパスタ系でしょうか?しかし、最近では、お寿司もメニューに入っている時があります。

現在カナダの小学校に留学している生徒さんが、家に帰るなり「お母さん、今日学校でお寿司が配られていた。僕の分はなかった。自分のお弁当を持ってきた子供達はお寿司をもらえなかった….」と言っていたそうです。この生徒さんはまだカナダの小学校に入学して数日しか経っておらず、学校からホットランチのメニューをもらっていなかったのですね。でも、この生徒さんにしてみたら、お弁当を持ってきていない生徒達が全員お寿司を食べていたらショックですよね。

もしかすると、この日はホットランチというより、学校のPAC(保護者の会)が企画した、お寿司の日だったのかもしれません。我が家の子供達が小学生の時も、ピザ―デーや寿司デーなどがありました。これは学校のファンドレイジングの一つで、保護者が中心となって行う場合があります。保護者がレストランやファーストフードのお店に依頼して、ランチを準備してもらうのです。勿論事前に生徒から注文を取りますが、このようなファンドレイジングのイベントは保護者が積極的に行います。ランチの配達も保護者が担当します。学校によって様々ですが、ポップコーンデー、バブルティーデー等色々あるようです。

日本には学校給食制度があり、皆さん同じものを食べますが、カナダは食べるものも夫々自由ですね。移民の方が多く暮らしていますから、子供達のお弁当を見れば、そこから食文化が伝わってくるような気もします。カナダの子供達が皆サンドイッチをランチに持っていくわけではありませんよ(笑)

余談ですが、子供達が小学生の時に何度か日本式のお弁当を作った事がありました。キャラ弁ほどではありませんが、色々工夫して作ってみました。しかし、意外なことに子供達には不評でした。理由を聞いてみると、ランチタイムは早く食べて外に遊びに行きたいから、片手で食べられるものが良いとか??親としては少々がっかりですが…

今日はホットランチのお話でした。栄養のバランスなどを考えると確かにお母さんが愛情をこめてお弁当を作った方が良いと思いますが、時にはお母さんも息抜きが必要ですし、子供達もたまにはメニューを見ながらホットランチを注文して、お友達と同じものを食べてみたいかもしれませんね。

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