カナダで空手とピアノ留学(姉妹の体験談)

 近年ますます人気の親子留学ですが、今回は小学生と高校生のお子様が主体となり、お母さんがお子様に同行して渡航された方の体験談です。通常お子様主体の留学は、小学生など小さなお子さんを連れて親子で渡航される場合が多いですが、こちらの親子留学は、長女Aさんのカナダに留学したいという強い思いが叶った留学です。

通常高校留学は生徒さんが単身でされる場合が多いですが、Aさんの場合はカナダで空手の稽古を続けながら現地の高校に通って勉強するという最初から少しハードルが高い留学でしたが、お母さんが同行してくれたことによりスムーズな留学生活をスタートすることができたのではないかと思います。

  

Aさんは空手の糸東流(しとうりゅう)の稽古に励んでいて、今年の9月から高校3年生になります。

Aさんが初めてカナダを訪れたのは、2019年でまだ小学6年生だったそうです。カナダオープン(Canada Open Karate Championships 2019)に出場し、形の部で見事優勝しました。素晴らしいですね。

中学に進んだ後も全国大会に出場するほど空手の稽古に励んでいたそうですが、カナダへの夢が勝り、高校はカナダへ留学と決めたそうです。

 Aさんは日本にいても、更に空手で素晴らしい成績をおさめて、益々活躍されていたと思います。しかし、あえてカナダに留学するという道を選んだわけです。Aさんに英語は得意ですかと聞いた時に、「英語は得意ではないけど、カナダで空手をやりたい!」と笑顔で答えてくれました。

 高校に入学した最初のセメスターで毎日ELL(英語を母国語としない生徒が受ける授業)のクラスで学びながら、現地の高校生と一緒にサイエンスのクラスを履修しました。留学生は最初は美術、体育、音楽、料理、木工など選択科目を履修する方が多いですが、Aさんは自分から率先して必須科目のサイエンスに挑戦したそうです。

高校留学は最初の一年が慣れるまで大変です。しかし、そんな中でも毎日学校の後は道場に通い、週末も休まず稽古に励んでいます。

Aさんは一昨年の4月にカナダに入国し、5月には Karate BC Provincial Championships2023 形の部優勝。そして、12月 には、Canada Open Karate Championships 2023 形の部優勝を果たしました。本当に素晴らしいです。

ただ、Aさんはこんなに実力があり何度もチャンピオンになっているのですが、残念ながらカナダのナショナルチームには入れないのです。カナダの市民権を取得しているのが、チームに入る条件のようです。大会には出られなくとも、日本人として何かチームカナダに協力貢献できればと、Aさんのお母様は仰っていました。

 強い信念を持ち、日々の時間を大切にしながら、勉強と空手の稽古を両立させていますね。学校でもお友達がたくさんできて、充実した留学生活を送っているようです。今年の9月からはもう高校3年生です。勉強もどんどん難しくなりますが、空手の稽古と勉強を両立させて頑張っています。卒業後はカナダの大学に進学したいと将来の夢も語ってくれました。頑張って!!

  

Aさんの妹のYさんはグレード6でカナダの学校に入学しました。小学6年生ですね。Yさんはピアノが得意で、将来は日本の音大に入学を希望しています。

小学生とは思えないほどとてもしっかりしている生徒さんで、現在は学校とピアノのレッスンを両立しながら頑張っています。

Yさんは現在バンクーバーシンフォニーオーケストラの音楽学校でピアノのレッスンを受けています。カナダに留学された後も数々のコンペティションに参加してたくさんの賞を受賞しています。

 カナダにはRCM(Royal Conservatory of Music)という音楽の教育機関があります。音楽を本格的に学んでいるカナダの子供たちは、RCMの試験を受けているようです。レベル1から10まであり、10の後はディプロマを目指す生徒さんも多いです。Yさんはレベル10くらいからスタートされたと思います。日本でも先生についてしっかりピアノのお稽古をされていましたから、もう上級レベルですね。

 

今年の6月にエレメンタリースクールを卒業しました。カナダの小学校の卒業式は華やかで、男子はスーツ、女子はドレスを着て卒業式に出席する生徒さんも多いです。そんな中Yさんは着物姿で卒業式に出席しました。着物姿で会場に入場した時はきっと歓声が上がったでしょうね。とても素敵です。

今年の9月からYさんはいよいよセカンダリースクールの8年生。Aさんはグレード12でいよいよ高校最後の年です。今後のお二人の活躍が楽しみです。

AさんもYさんもそれぞれ空手とピアノを続けながら現地の学校で充実した学校生活を送れるのは、お母さんが毎日お弁当を作って二人を送り出し、放課後は空手やピアノのレッスンの送り迎えなど子供達のために休む暇もなくサポートをしているからですね。お母さんにもエールを送ります。

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