カナダのセカンダリースクールってどんな感じ?日本とはだいぶ違う?

カナダの学校では九月から新学期が始まり一ヶ月ほど経ちました。子供達も新しい環境にずいぶん慣れてきたところです。

 

私たちの住むリッチモンド学区ではキンダーガーデンからグレード7までの8年間がエレメンタリースクール、グレード8からグレード12までの5年間がセカンダリースクールに通うことになります。

13歳になったグレード8の息子は6月にエレメンタリースクールを卒業し九月からセカンダリスクールに通い始めました。

息子の通うセカンダリースクールの様子を見ていてエレメンタリースクールとの違いや日本の中学、高校との違いに驚くことも多いです。

まだ息子がセカンダリースクールに通い始めたばかりですが今の時点で気づいたことをお伝えします。

 

1、クラスについて

エレメンタリースクールでは新学期初日に新クラス、担任の先生はまだ決まらず子供達の様子などを見て一週間後くらいに新クラス、担任の先生が発表されますがセカンダリースクールでは新学期が始まる少し前にメールでクラスと担任の先生の連絡がきました。

息子の学校では苗字のアルファベット順にクラス分けが決められていました。

エレメンタリースクールではかなり慎重にクラス分けがされていたのにセカンダリースクールではなんとあっさりとアルファベット順にサクッとクラスが決められていてびっくりしました。

驚くことに新学期が始まってだいぶ経ちますが息子はいまだにクラスメイト全員を把握できていないようです。

なぜなら学校生活で同じクラスのクラスメイトと一緒に行動することがほぼないのです。

生徒一人一人時間割が違うのです。 

セカンダリースクールの新クラスがこんなにあっさりと決まる理由はクラスでの行動がほぼないからなのだと思います。

  

2、時間割について

息子のクラス、担任の連絡と一緒にもうひとつ息子の時間割の連絡もメールで送られてきました。

この時間割も息子だけの時間割で息子に聞いたところほぼ毎時間メンバーは違うようです。

二学期制になっており一学期はEnglish、PE(physical education) 、Science、 Home Economics と息子の時間割は決まっており毎日この時間割で教室を移動して授業を受けています。日本の大学のような感じですね。

わたしは息子の時間割を見て、えっ、一学期の間の5ヶ月ほどMathがないの?!とびっくりしました。

二学期の時間割にMathは組み込まれていました。

 

3、ランチについて

ランチタイムは45分あります。学校内のカフェでランチを買う生徒もいればお弁当を持ってくる生徒もいます。

ランチタイムに学校から自宅が近い生徒は自宅に戻ってランチを食べたり、学校近くのコンビニエンスストアやピザ屋などでランチを買ってそこで食べる生徒もいます。

日本ではランチに学校外に出ることは禁止されているところが多いと思うのですが、カナダでは学校内で食べないといけないという決まりはないようです。

息子はお弁当を持参して同じ小学校だったお友達と一つ年上のグレード9のお友達と何人か混じって学校内のライブラリー近くのテーブルで食べているようです。

日本の学校では同学年のクラスでほぼ行動するので年上のお友達はわたしはいなかったのですがカナダでは学年を気にせず友達になれるようです。

おそらくエレメンタリースクールでコンバインクラス(二学年混じった混合クラス)を取り入れている影響で学年の壁が少ないのではないかと感じています。

高校に隣接した公園

 

4、PLT(Personal Learning Time)

息子のリッチモンド学区のセカンダリースクールではPLT(Personal Learning Time)と呼ばれる時間が週2回どの生徒の時間割にも組み込まれています。

PLTとは自習学習のことです。

毎週火曜日、木曜日8:30-9:25までがPLTになっています。

学校に来て学校で自習したり自宅で自習に取り組むこともできます。

もちろん学校の先生はPLTの時間に教室にいらっしゃるのでわからないところを尋ねながら先生のいる教室で自習に取り組むことができます。

PLTのシステムを聞いた時、わたしはかなり不安を覚えました。

きっと息子は学校に行かず自宅でPLTの時間をギリギリまで寝て過ごし自習せず過ごすのではないのかと、、、。

 

ところが息子が初めて迎えたPLT、、、

Sienceの宿題で気になるところがあるからScience の教室で勉強してくると行って学校に行きました。

帰宅してから聞いてみると先生がいたから気になるところを教えてもらえたからよかったと言っていました。

その次に迎えたPLTではHome Economic のミシンで作るズボン製作がちょっと遅れているからミシンをするために行ってくると学校へ行きました。

わたしの不安をよそに息子は毎週PLTをどのように使って勉強するか自分で学習計画を立てて活動しているのです。

息子の様子を見てこのPLTは生徒自身が自分で学習計画を立てて勉強し自立させて行くことが狙いなのだと気づきいいシステムだなあと感心しました。

自分が何を今するべきか考え行動するいい時間になっているようです。

 

エレメンタリースクールからガラッと環境が変わりましたが息子はその環境の変化を楽しんでいて授業ごとに新しい友達と出会い世界が広がったと言っています。

これからさらに息子の世界が大きく広がっていくことが楽しみです。

 

執筆者

カナダ在住ママ:Riku

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