先月から夏時間になり、急に日が長くなったように感じられます。気温も上がりお天気も良くなってきました。夏がやってきますね!夏と言えばキャンプ、そしてサマープログラムですね。カナダのサマープログラムには世界中から留学生が集まってきます。毎年大人気です。
サマープログラムのお問い合わせを頂いた時に「ホームステイを希望ですか?」それとも「寮を希望ですか?」と最初に質問をします。何故ならサマープログラムの内容はある程度同じでも、滞在中に体験できる事が少々違ってくるからです。それぞれにメリットやデメリットがあります。どちらの滞在方法が自分に合っているのか事前に考える事が大事です、
では、最初にホームステイと寮の違いについてみていきましょう。ホームステイとはどんな感じなのでしょうか?ホームステイは一言でいうと、現地の一般家庭に宿泊して、カナダの国の生活を体験することです。ホストファミリーは生徒さんを家族の一員として迎えてくれます。
ホームステイのメリットとデメリットはどうでしょうか?
メリット
カナダの家庭の生活を垣間見ることができる
ホストファミリーと毎日会話をすることで、生の英語に触れる機会が多い
困ったことや分からない事があれば、直ぐホストファミリーに相談できる
カナダの家庭料理が味わえる
ホストファミリーの友人や知り合いと会う機会もあり、様々な年代の方と交流できる。
デメリット
自分から積極的にホストファミリーに関わるようにしないと、一人で寂しいと感じてしまうことがある
ホストファミリーに気を使いすぎて、ストレスを感じてしまう事がある
食事が合わない、またホストファミリーと相性が合わない場合もある
門限や他に様々なルールがあり、窮屈に感じられる事がある
通学に時間がかかる時がある
寮はどうでしょうか?大学の寮に滞在したり、私立の学校のキャンパスに滞在するサマープログラムも最近は大変人気があります。二人部屋、三人部屋、四人部屋など様々ですが、同世代の仲間と寝食を共にする事で友情を育むことができそうですね。
寮のメリットとデメリットはどうでしょうか?
メリット
学校のスタッフが24時間体制で寮に滞在しているので安心できる
クラスは学校の敷地内にあるので、通学に費やす時間が省ける
同世代の友達と過ごす事が多いので、友達ができやすい
週末も小旅行や観光があるのでカナダの滞在を満喫できる
終日他の国の留学生と交流することで、友情の輪が広がる
デメリット
一人部屋でない場合は、プライバシーがあまり保てない時もある
同じ部屋に滞在している生徒と仲良くなれないと、ストレスを感じることがある
終日団体行動になるので、一人の時間がなく、それがストレスに感じることがある
留学生同士の会話が多く、現地の方の生の英語を聞く機会が少ない
サポートが充実している分、ホームステイのプログラムより値段が高い

こうして比較してみると、それぞれメリットやデメリットがありますね。例えばとても恥ずかしがり屋であまり自分から積極的に家族に話しかけられない、遠慮をしてしまうという方は、ホームステイには向いていないかもしれません。学校が終わった後や週末はホストファミリーと行動することが多いと思いますが、消極的な生徒さんはなかなか自分からホストファミリーと交流ができず、部屋で過ごす時間が多くなってしまう方もいると思います。ホームステイは家族の一員として同じ屋根の下で暮らすわけですから、自分から積極的にホストファミリーと交流して、カナダの文化や習慣などカナダについて色々知りたいという方には向いていると思います。ホストファミリーと仲良くなり、帰国後も毎年クリスマスカードを交換したり、SNS等で繋がっている生徒さんも大勢いらっしゃいます。ホストファミリーと一緒に暮らしたことで、カナダの文化や歴史にも詳しくなったという生徒さんもいます。
一方、寮滞在のサマープログラムは、お値段が高くなりますが、内容をよく見てみると、寮滞在の場合は、朝から夜まで様々なアクティビティやイベントがあるのです。土曜日や日曜日も観光や小旅行があります。サマープログラムに参加しながら、しっかり観光もできて、観光費は全てプログラム費に含まれています。そう考えるとお値段が少々高いのも納得です。寮滞在のサマープログラムは、現地の方と交流する機会が確かに少ないと思うかもしれませんが、学校の先生の他に各グループにはリーダーがいて、全員がネイティブのカナダ人です。生の英語に触れる機会もたくさんあります。
どちらの滞在方法を選択しても、美しい大自然が広がるカナダで充実した留学生活を送る事ができると思います。多くのサマープログラムは対象年齢が10歳以上ですが、プログラムによって6歳以上から受け入れている学校もありますので、詳しくはぜひお問い合わせください。今年はカナダのサマープログラムに参加して、英語学習だけではなく、様々なアクティビティや課外活動を通して、世界中から集まる同世代の学生と交流して視野を広げましょう!