カナダのセカンダリースクールの生活についてインタビュー

息子がセカンダリースクールに通い始め一学期がもうすぐ終わります。

すっかり学校生活にも慣れてきたようなので息子だけではなく九月からセカンダリースクールに通い始めたお友達も一緒にセカンダリースクール生活についてインタビューしてみました。

 

1、セカンダリースクールのいいところは?

 ・友達の輪が広がったこと 

私たちの住んでいるリッチモンドでは小学校が32校あるのに対してセカンダリースクールは10校しかありません。

そのためセカンダリースクールにはいろいろな小学校から生徒が集まってくるのでセカンダリースクールは1000人近くの生徒がいます。今まで同じ小学校の同じメンバーだった狭い世界から一気に大人数のメンバーがいる世界になり友達の輪がかなり広がるようです。

またセカンダリースクールにはたくさんのクラブ活動があり、クラブに入るとクラブ活動を通じて学年を超えた友達や同じ趣味の友達ができることも学校生活を充実させる要因のひとつになっているそうです。

  

・先生に勉強のサポートやわからないことを質問しやすい 

リッチモンドのセカンダリースクールではPLT(personallerning time)という自習時間が週2回あります。

PLTの時間に先生に学習のサポートをしてもらったりわからないところを教えてもらえる時間もあります。また学期中は毎日同じ教科の時間割の繰り返しです。

毎日教科ごとに同じ先生に会うので信頼関係も築きやすく質問などもしやすいのかもしれません。

また友達とわからないところを教えあったり一緒に助け合いながら勉強できるようで勉強に取り組むモチベーションも保ちやすいようです。

ミシンでズボン製作

 

・初めて習う教科が加わり製作活動が多く楽しい 

小学校ではなかったHomeEconomic (家庭科)、 Wood work (技術)やテクノロジーなどに教科が加わり製作活動の機会が増えています。

HomeEconomics ではミシンでズボン製作に取り組んだりクッキーやカップケーキのベーキングやマカロニチーズなどを作る授業もありました。

クラスメイトとペアになって作業分担しながら取り組めることも楽しかったようです。

息子はベーキングとクッキングがとても気に入ったようで美味しそうなレシピを見つけては休日に家で作ったりするようになりました。

息子のお友達はエンジニアリングクラスでランタンやキャタパルト(投石機)などを作ったそうでそれがとても楽しかったそうです。

またリッチモンドの何校かのセカンダリースクールでは選択科目の一つにJapaneseがあり日本語のクラスを取ることを今から楽しみにしているお友達もいます。

 

2、セカンダリースクールで苦労していることや大変なことはありますか?
 
・毎日宿題の量が多く時間がかかる 

今まで小学校生活では宿題が出ることがほとんどなかったのですがセカンダリースクールでは毎日宿題があります。

息子は学校から帰宅したらすぐに宿題をするために机にかじりつくようになりました。

宿題の量もかなり多いので結構時間がかかっています。そのため放課後も小学校の頃に比べるとかなり忙しくなっています。

またテストやクイズなども小学校の時よりも増えているので宿題プラステスト勉強も加わるのでさらに時間がかかっているようです。

セカンダリースクールに行き出してから宿題をこなすことに苦労していますが、自分でテストの日に向けて予定を確認して勉強計画を立てたり自分で時間をマネジメントしながら宿題をこなしたり自立して勉強に取り組む習慣が身についてきているように思います。

 

・プレゼンテーションの課題が増え準備に多くの時間を費やさなければならない 

小学校の時にもプレゼンテーションの機会がありましたがセカンダリースクールではプレゼンテーションの課題がかなり増えています。

プレゼンテーションの課題に向けて調べたり準備したり、グループワークの場合はメンバーと連絡を取り合いながら進めたりと時間をかけ取り組まなければならないことも多くなってきています。

 

息子たちの様子を見ていると小学校生活との大きな違いはセカンダリースクールはやはりアカデミック中心の学校生活になっています。

宿題や製作課題の提出、テストの日に向けての勉強など自分で予定を立ててこなしていかなければならなくなり自立して取り組むことを求められていると感じます。

そして同時にプレゼンテーションやグループワークで自分に割り当てられたタスクを遂行する責任も求められています。

 

最後に全員に小学校とセカンダリースクールではどちらが好きですか?と尋ねると全員セカンダリースクールの方が好きだと答えてくれました。

程よい自立と責任を求められることもこの年代の子供達にとって心地よいのかもしれません。

 

執筆者

カナダ在住ママ:Riku

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