今年はようやく対面でサマープログラムが開催され、多くの生徒さんが、トロント、バンクーバー、ビクトリアで開催されるサマープログラムに参加しています。
弊社では保護者や生徒さんとラインで繋がり、定期的に連絡します。昔は携帯電話を持ってくる生徒さんはあまりいませんでしが、今では殆どの生徒さんが携帯電話を持ってきますから、いつでも日本にいるご家族と連絡を取ることができます。便利になりました。
こんなに便利になったのですが、何故か男子生徒のお母様方から、「うちの息子は全然連絡をしてこない。連絡をしてくるのは困ったときだけ。」「何も連絡がないので、楽しんでいるのか楽しんでいないのか分からない。」息子さんが連絡をしてこないので、私が定期的にメールやラインでメッセージだけが楽しみ,と仰る方もいらっしゃいます。
そういえば、以前一ケ月程カナダに留学した生徒さんが、帰国直前になって「お土産はメープルシロップを幾つ買えばいいの?」とお母さんに連絡をしてきた時の事を思い出しました。お母さんが唯一受ヶ取ったラインメッセージが、メープルシロップの個数の質問だけだったと嘆いていました。笑えるような笑えないような話ですね。
私も母親なので、お母様方の気持ちは凄くわかります。毎日とは言わないけど、せめてカナダに到着した日、週の真ん中に一度くらいはご家族に連絡をしてほしいですよね。ただ、男の子は女の子と比べて、ご家族に頻繁に連絡をする方は少ないですね。高校生の男の子に、どうして家に連絡しないのと聞いたら、「だって、めんどくさいもん」「連絡をしないのは元気な証拠だよ。」と言っていました。確かにそうかも?
初めての海外旅行で、お子様を一人で海外に送り出すのはとても不安ですね。しかし、意外と子供達はしっかりしていて、現地でサマープログラムを楽しんでいるようです。家にいるとお母さんに甘えてしまうお子さんも、朝はきちんと一人で起きたり、あまり好きではない食べ物も食べられるようになったり、また多少ホームシックになっても、それを乗り越えて元気に逞しくサマープログラムに参加している生徒さんもいます。
最初の数日は、「つまんない。」「英語がわかんない。」「楽しいけど、でも家に帰りたい。」「ごはん、美味しくない。」等々辛いメッセージを親に送っていた生徒さんも、意外に数日後はそのメッセージがぴたりと止まり、翌週にはもう友達もできて、すっかり元気になっていました。今では「もう、帰りたくない。もっとカナダにいたい。」と言っています。まだまだカナダに滞在したい、そう思う時に帰国するのが丁度良いのかもしれませんが。(笑)
7月と8月に開催されているサマープログラムも、後半の時期に入ってきています。カナダの夏は夜も日が長く一日がとても長く感じられます。先週はバンクーバーも猛暑でかなり気温が上がりましたが、今週あたりから少し気温も下がり日中は心地よく過ごせるようになってきました。8月は様々な無料のイベントがあちこちで開催されています。英語の学習は勿論ですが、ぜひカナダの大自然、そして現地の人々ともたくさん触れ合って良い思い出をたくさん作っていただきたいですね。そして、時々ご家族にはサマープログラムの様子を伝えてあげましょう!