カナダ人のライフスタイル

カナダ人のライフスタイル

 カナダは世界で2番目に広大な国土を持つ多文化社会であり、そのライフスタイルは地域や季節によって大きく異なります。広大な土地に対応するため、車は生活の必需品であり、特に郊外や地方では車社会が深く根付いています。また、カナダでは一度に大量の買い物をする習慣が広く見られ、特に広い国土と冬季の厳しい気候に対応するため、まとめ買いが一般的です。さらに、キャッシュレス決済の普及により買い物はますます便利になり、テクノロジーの進化に伴ってリモートワークの増加など、仕事の形態、働き方にも変化が見られます。加えて、カナダの自然環境や都市文化を反映した多彩な娯楽は、人々の生活に欠かせない要素となっています。日本から来ると、カナダのライフスタイルは驚きと新鮮さを感じるかもしれません。今回は、カナダでのライフスタイルについてお伝えします。

ログハウススタイルのお店

 

車社会のカナダ

 カナダは広大な国土を持ち、多くの地域が都市から遠く離れているため、車は生活に欠かせない交通手段です。特に、郊外や地方に住む人々にとって、車がなければ日常の移動が非常に困難になることが多く、家族ごとに複数台の車を所有することも一般的です。例えば、隣人は子供3人を含む5人家族でありながら、4台の車を所有しています。また、都市部でも通勤や買い物のために車が使われ、冬季には雪道や凍結した道路を走行するため、四輪駆動車やSUVの人気が高いです。このように、カナダの車社会は、広大な土地と厳しい気候条件によって支えられています。

 

キャッシュレス社会

 私の印象では、日本よりもカナダの方がキャッシュレス社会が進んでいると思います。例えば、八百屋やスーパーでの買い物、クリニックなどの医療施設、さらには学校の支払いなどでデジタル決済が非常に一般的です。コロナ禍以降、仕事で受け取った給料の小切手を写真に撮ってオンラインバンキングで入金する便利なシステムも普及しています。カナダでは、ApplePayなどのモバイルペイメントやデビットカード、クレジットカードでの決済が広く利用されており、友人間や個人間での送金にはe-Transferも一般的に使用されています。

 

買い物についての習慣

 カナダでは、まとめ買いが一般的な習慣となっています。特に家族がいる家庭や郊外に住んでいる人々にとっては、まとめ買いが効率的です。大型倉庫型スーパーであるCostcoやWalmartでは、食品や日用品を大量に購入できるため、家計の節約にもつながります。商品は日本と比べて容量が大きいものが多く、例えばマヨネーズやケチャップの入れ物も日本のものよりかなり大きく、ポテトチップスなどのスナックも200g以上の大袋が一般的です。冬の寒い時期には、地域によっては頻繁に買い物に出かけることが難しいため、まとめ買いをしておくことで安心感があります。また、カナダの広大な土地では、スーパーマーケットが遠くにある場合も多く、一度に多くのものを買いだめすることで移動時間やガソリン代を節約できます。まとめ買いは、時間やお金の節約だけでなく、家庭の備蓄を万全にするための重要な方法です。

 

ハイキングコース

カナダの働き方と職場文化

 カナダの働き方は、多様な働き方と柔軟な休暇制度が特徴です。特に都市部では、テクノロジーの進化によりリモートワークが増加し、自宅やカフェから働く人々が増えました。ワークライフバランスを重視する傾向が強く、仕事と家庭生活の両立が大切にされています。職種にもよりますが、日本と比べると、休暇の取得が比較的容易で、有給休暇や病気休暇の利用が奨励され、心身の健康を保つための制度が整っています。また、多くの企業がフレックスタイム制度やパートタイム勤務を導入し、柔軟な労働時間を提供しています。私自身も、子育てを優先してパートタイムで働いており、春には一時帰国する予定ですが、2週間前に申請すれば問題なく、むしろ上司から「楽しんできて!」と言われるほどです。カナダは移民が多く、多文化社会であるため、異なる文化や言語のバックグラウンドを持つ人々が共に働く環境が整っており、職場でのダイバーシティが重要視されています。

 

カナダ人の娯楽

 カナダ人の娯楽は、四季折々の自然と深く結びついています。冬にはスキーやスノーボード、アイスホッケーといったウィンタースポーツが特に人気で、多くのカナダ人がこれらのアクティビティを楽しんでいます。夏になると、キャンプやカヌー、カヤック、ハイキングなどのアウトドア活動が盛んになり、広大な国立公園や湖でリラックスして過ごすことが好まれます。また、都市部では音楽やフードフェスティバルが頻繁に開催され、多文化社会ならではの多彩なイベントを楽しむことができます。カナダ人にとって、自然を満喫し、地域のコミュニティに参加することは、日常のストレスから解放され、リフレッシュするための重要な娯楽となっています。

 執筆者

カナダ在住ママ:T.H.

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