カナダ高校留学「体験談」

国際色豊かで治安や環境もよく、留学生には大変人気のあるカナダですが、最近は日本の高校を受験せずカナダの高校へ入学する生徒さんも増えています。カナダの高校を卒業後は、そのままカナダの大学に進む生徒さん、帰国して日本の大学を受験する生徒さんと進路はそれぞれ違います。

今日は現在カナダの高校に長期留学しているコタロウ君に、カナダの留学生活についてお話を伺ってみたいと思います。コタロウ君は高校一年生からカナダに入学しており、現在は高校3年生です。

カナダに留学しようと思ったきっかけは何ですか?

二年前に短期サマープログラムに参加しました。ホストファミリーがとても良い方で、またカナダに行きたいなぁと思いました。

自分は将来は先生になりたいとずっと思っていました。良い先生がいて、先生は英語を教えていましたが、人間的にも素晴らしい先生で自分も将来はこの先生のようになりたいと思いました。

数学とか社会の先生になるのも良いと思いましたが、日本では英語は苦手という人が多いから、苦手な人が多い英語を教えられるのもいいなぁと思いました。

高校生活について伺います。現在はグレード12で高校3年生ですね。

過去二年間を振り返ってみて如何ですか?

一年目は普通に高校生活を送れましたが、高校2年生はコロナの影響で授業のやり方も変わりました。以前はリニア制で一年間を通して8教科を学ぶというものでしたが、2年生の時はクオーター制(4学期制)になりました

一年間で学ぶ8教科を4つの学期に分けて学ぶというものです。これは少し大変でした。楽な教科の組み合わせの時は良いのですが、例えば数学とか理科とかしっかり勉強をしなくてはいけない教科が二つある時は大変でした。でも、キャリアライフとか体育だと簡単だったので、その時は意外と楽でした。最後のクオーターが社会と英語で結構大変でした。どちらの教科も凄く宿題を出す先生だったので、毎日たくさん勉強しました。

カナダの高校には部活動はありませんが、文系やスポーツ系など様々なクラブがあります。

コタロウ君はクラブに入っていましたか?

はい、バスケットボールのクラブに入っていました。シーズン制なので、一年間バスケのクラブがあるわけではありません。日本とは全然違いますね。

日本の部活のようにあまり力をいれてやらない感じですね。部活のように朝練や昼の練習はないです。学校が終わってから二時間くらい練習するだけです。トーナメントがある時は週末には試合があったりしましたが、平日の練習は長くないので、練習の後でもしっかりと勉強することができました。カナダのクラブは自分には合っていましたが、本気でしっかりやりたい人には多分物足りないかもしれないです。

日本とカナダの学校を比較して感じた事はありますか?

必須教科以外は自分が選べるのは良いですね。日本は音楽、美術とか絶対に履修しなければならない教科ですが、カナダは選択教科になります。自分は国語、数学、理科以外の教科があまり興味がなかったので、選択科目が多いカナダの高校は自分に合っていたと思います。日本は主要5教科と言って、国語、数学、社会、理科、英語がありますが、自分はこのような教科に力を入れて勉強するのは好きですが、音楽とか美術はあまり得意ではありません。体育はリフレッシュで入れています。だから自分で選択科目を自由に決められるカナダの教育は自分には合っていると思います。

留学中に困った事などありますか?

困った事はあまり思い浮かばないです。勉強で困ったら、友達にも聞く事ができます。自分はインスタで友達の連絡先を聞いて、分からない所を友達に聞いたりして助けてもらえます。学校に日本からの留学生は3人位しかいませんでしたが、一人の留学生が英語が得意だったので、高校2年生の英語のクラスが一緒の時は色々聞けたので良かったです。

ホームステイも問題ありません。善いホストファミリーです。留学する前はバンクーバーは中国系が多いと聞いていましたが、意外と色々な人種がいてイメージしていたのと少し違いました。

時々モチベーションが続かない時がありましたが、その時は日本の家族や友達とビデオ通話ができるのでホームシックにはなりませんでした。この間大谷 翔平がホームランを打った時に、お父さんに「ホームラン打ったよ」とビデを通話したり、友達ともラインで気軽に連絡できるので大丈夫です。

今年の夏休みは日本に帰らずサマーコースを受講したそうですが、如何でしたか?

「コタロウ君は高校三年生でAPコースを取るために、夏休みの間に高校3年生の数学を受講しました。」

サマースクールはちょっと特殊でした。テストの週だけ一週間毎日学校に行って、それ以外は自由でした。一週間のうちに150ページ位の凄い量の課題がでました。わからない所は学校に行って質問してもいいし、オンラインで質問しても良かったです。

このコースを取っていた生徒の中には、既に高校3年生の数学を取り終わっている生徒もいて、彼らは成績をもっと上げたくて再度このコースを取っていたみたいです。

既に分かっているところはわざわざ再度学ぶ必要がないので、その人は学校に行かなかったみたいです。わりと自由な雰囲気で、自学自習という感じもありました。でも。自分はオンラインでしっかり勉強しました。新学期からAPコースを取ります。

これから高校留学を目指す方にアドバイスをお願いします。

あまり自分を追い込みすぎないように、自分の許容範囲を考えて、ゆっくりで大丈夫です。一年の留学なら、よしやるぞと突っ走ることができるかもしれません。でも3年間となるとそうはいかないです。ゆっくりが大事です。

自分の場合は、お父さんが期待してくれている事を知っていたから、頑張ろうと思いました。でも、それは変なプレッシャーではなく、「がんばれよ」と言ってくれる心地よい期待です。

日本のおにぎり食べたいなと思ったら、親に海苔を送ってもらいご飯を炊いて食べました。それから、寂しくなったら外に行ってうどんとか日本食を食べました。

自分はバンクーバーに留学しているので、アジアのスーパーマーケットで日本の物を直ぐに買えるのがいいですね。とても便利です。

日本人は少し周りにいても良いと思います。何故なら助け合えるからです。同じ学校に留学している日本人の生徒が英語が凄くできたので、英語のクラスが一緒の時は宿題を教えてもらったりしました。日本人同士でいつも一緒にいるわけではないので、英語がのびないという事はないと思います。

インタビューを終えて

カナダで毎日充実した留学生活を送っている様子が伝わってきました。コタロウ君は高校一年生の二学期の終わりににパンデミックを経験し、春休みは日本に一時帰国しました。

3月期は日本からオンラインで授業を受けました。時差と戦いながらの授業ですから大変だったと思います。

高校二年生では、対面での授業は短縮され自宅で勉強をする時間も長かったと思います。コロナ禍の中で勉強のモーチベーションが下がることもあったでしょうが、しっかり目標に向かって努力をしている姿は頼もしいですね。

APコースとは、高校在学中に大学の初級レベルの科目が学べます。留学生でAPコースを取る生徒は決して多くありません。素晴らしいです。

彼が頑張れるのは、やはり親御さんの温かいサポートと声掛けがあるからだと思います。

「新学期に向けての準備はどうですか?」と尋ねた時に、「よしやるぞ!と言う気持ちで、部屋の掃除をしながら気合を入れて頑張ります。」という言葉が返ってきました。留学生活そして高校生活最後の年です。カナダでの思い出をたくさん作って、充実した留学生活を送ってください。

関連記事
記事一覧へ戻る
CONTACT

お問い合わせ・相談

JPBSCのカウンセリングは無料です。留学の準備から渡航後の生活についてまで、皆さまのご質問・ご相談にお応えいたします。各種学校のお見積などもお気軽にお問い合わせください。

LINEで問い合わせる

IDから検索:

メールで問い合わせる

電話で問い合わせる

カナダ :
1-604-970-7943
LINEで相談!

JPBSCのカウンセリングは無料です。お気軽にお問い合わせください。

LINEを開く
LINEを開く