カナダで子育てしてきて初めて知ったもののひとつに「play date(プレイデート)」と呼ばれるものがあります。Playdate (プレイデート)とは子供たちを遊ばせるために親が時間と場所を決めて子供達を遊ばせることです。
親同士が連絡を取り合ってプレイデートを決める
日本では小学生くらいになると自分たちで約束をして遊びにいくパターンが多いと思いますが、カナダでは小学生の間は1人で出歩くことは禁止されています。そのため放課後や休日に遊ぶ場合、親同士が連絡を取り合ってプレイデートの場所や時間を決めてセッティングしなければなりません。そのため親の社交性も鍵となってきます。またどちらかの家で遊ぶ場合は子供の送り迎えも必要になります。プレイデートは子供たちの交友関係を充実させ社会的な人間性を学ぶ上でも重要な機会になってきます。
最初はどうやって誘うのかな？
最初はプレイデートに誘うのにどうしたらいいのかわからなかったのですが、うちの子のお友達のお母さんとプリスクールの送り迎えで顔見知りになり、向こうから「My son wants to play date with young daughter so can we have a play date this Friday?」と声をかけてくださり連絡先を交換しました。それからは私の方から誘ったりまた向こうから誘ってもらったりするようになりプレイデートの誘いかたにも自然と慣れて行きました。
親も同伴でプレイデート？
子供達が小学生に入る前のプレイデートは親も同伴でプレイデートに行くことが多かったです。公園にランチを持って行って遊ばせたり一緒にイベントに出かけたりお互いの家で遊ばせたりしていました。子供を遊ばせることが目的のプレイデートなので日本よりもママ同士の関わりかたはとてもシンプルに感じました。会話も子供のことがメインでどんな習い事に通ってるとかこんな遊びが好きだなどよく話していました。
９歳の娘のプレイデート
わたしには今9歳の娘と12歳の息子がいます。2人とも小学生になってからプレイデートに行く場合親は同伴せず送り迎えのみになりました。プレイデートに行く場合は友達のお家に行ったり、うちに遊びに来てもらったりお互いの家を行き来するプレイデートが多いです。 9歳の娘は友達の家で一緒にクラフトをしたりお菓子作りをさせてもらったりプールやスケートに連れて行ってもらったりするプレイデートが多いです。
１２歳の息子のプレイデート
12歳の息子のプレイデートはゲームをすることが多いです。自分のiPadを持参して友達の家にプレイデートに行っています。今「Roblox」というオンラインゲームがこの年代の子達に流行っているようで友達と一緒に楽しんでいるようです。少し前までは公園で遊ぶことが多かったのですが、高学年になりプレイデートの内容も変化してきています。ゲーム以外ではインドアプレイ施設に連れて行ってもらったりスケートやプール、バトミントンコートを予約してバトミントンに連れて行ってもらうこともあります。
夕食も準備？
驚いたのは日本だと夕飯の時間までには子供達が帰ってくることが多いと思うのですがカナダではおやつも夕飯もホスト側のママが用意してくださることが多いです。初めて行くお家のプレイデートではわたしの子供の食べ物のアレルギーの有無を聞かれたのでなぜアレルギーの有無を聞かれたのかがそれでわかりました。
カレーライスはカナダの子供達にも人気
うちにプレイデートに来てもらう場合に夕飯に子供達に何を出せばいいか最初悩んだのですが人気があるのは日本のカレーライスです。息子の友達も娘の友達もかなり高確率で喜んで食べてくれます。息子の友達からはプレイデートでカレーライスが食べたいとリクエストがあるほど大人気です。日本のカレーライス人気は万国共通のようですね。作るのが大変な時はピザをオーダーすることもあります。ピザもとても子供達に喜ばれます。
スリーブオーバー（お泊り）？
またplay date(プレイデート)だけではなくSleep over(スリープオーバー)の場合もあります。Sleepoverとはお泊まり付きのプレイデートのことです。子供達にsleep overがあるよ！なんて伝えたら大喜びでsleep overのある日を指折り数えます。
プレイデートやスリープオーバーは子供たちにとって大事なコミュニケーションの手段です。誘われたら喜んで受け入れてこちらもプレイデートに積極的に誘うようにしています。プレイデートをすることで親同士の心理的な距離も近くなるので実は親にとっても大切だなと思っています。もう少し子供達が大きくなれば子供達同士で約束をして出かけるようになるのでプレイデートも懐かしい思い出になっていくのでしょうね。
執筆者
カナダ在住ママ：Riku
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