「学校申請をする際に何校までリクエストを出せますか？」
「希望した学校には通えますか？」
「兄弟揃って同じ学校に通えますか？」
答えは「Yes」だったり「No」だったりします。何故ならその時の状況によるからです。
「学校申請をする際に何校までリクエストを出せますか？」
学区によっても多少異なりますが、通常は３校位までリクエストができると思います。ただ、学区によっては小学校の数が１０校程度であったり、４０校以上あったりと学校数がだいぶ違いますから、リクエストできる数も違ってくるかもしれません。
「希望した学校には通えますか？」
これはその時の状態によります。希望した学校にまだ留学生の枠があればその学校に通う事はできますが、既に枠が一杯の場合は希望は叶いません。カナダには世界中から留学生が集まってきます。中学や高校ほどではないかもしれませんが、小学生の留学生も近年増えています。申請の早い方から順に学校も決まっていきますから、できるだけ早めに申請することをお勧め致します。早い方は一年以上も前から入学申請の準備をなさる方もいらっしゃいます。特に人気のある学区や学校は早く新規受付を終了する場合もあります。また、学校によっては留学生の受け入れを全く行わない学校もあります。事前の下調べが大切です。
「兄弟揃って同じ学校に通えますか？」
お子様の年齢によると思います。カナダは州や学区によって、小・中・高校と別れている所もあれば、中学と高校が一緒になっている学校もあります。
中学と高校が一緒になっている場合は、幼稚園から中学１生までがElementary schoolで、中学２年生から高校３年生までが同じ学校に通う事になります。
例えば、下のお子様が１１歳で、上のお子様が１３歳の場合は、違う学校に通う可能性もあります。二つの学校が近い場合は良いのですが、歩いてはいけない距離になる場合もありますから、学校のロケーションも重要になってきますね。
カナダは生まれた年で学年が決まります。日本のように４月生まれと３月生まれで学年が分かれるということはありません。また、カナダは希望すれば学年を一つ下げることも可能です。
例えば、日本では４月から中学1年になるお子様と小学5年になる兄弟が留学されるとします。
カナダは９月から新学期になりますから、上のお子様はカナダでは中学２年生、下のお子様は小学６年生になり、上のお子様と下のお子様が別々の学校に通わなければいけなくなります。しかし、希望を出して、上のお子様は中学１年生、下のお子様は小学５年生からスタートすることも可能です。そうすれば、お子様お二人が別々の学校に行く必要もありません。
学年を下げるというとマイナスのイメージを持つ方もいらっしゃいますが、留学の場合は英語学習が重要になりますから、あまり焦ってどんどん上に進まなくても良いと思います。
考え方は人それぞれですが、せっかくカナダに留学されるのですから、ぜひお子様との時間も大切にして、ゆったりとそして伸び伸びと学校生活を楽しむことをお勧めします。
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