バカロレアのプログラムがある高校に留学したSさんですが、カナダでは勉学に励むと共に積極的にボランティアにも参加してくれました。
昨年の3月に緊急事態宣言が出され、多くの留学生は日本に帰国しましたが、Sさんは6月下旬までカナダに滞在して、3学期をきちんと終了してから帰国しました。
日本で来年高校を卒業した後は、またカナダに戻り現地の大学卒業を目指します。将来の夢や目標に向かって努力を続ける素晴らしい生徒さんです。
下記は生徒さんの体験談です。
「私がボランティアをしたいと思った理由は、人脈を広げたいと思ったからです。現地で様々なバックグラウンドを持っている方と知り合いになることによって、日本ではなかなかない他文化に直接触れる機会を得られる上、ボランティアに参加することは家にいるより遥かに話す機会も多いので英語の上達にも繋がると思いました。
また、社会貢献がしたいと思ったからです。ボランティアに参加することで、手軽に様々な方と地域のお手伝いをすることができます。

ボランティアへの参加を通して自分の中で変化したことは、二つあります。一つ目は、今まで自分が関心のなかったことに興味を持つようになりました。例えば、教会の周りのごみ拾いを手伝わせていただいた時、このゴミを私たちが拾わなかったら地球にどのような害を及ぼすのかと疑問に思い調べていくうちに、環境問題に関心を持つようになりました。そして、帰国後は環境問題に取り組んでいる団体に加入し、日々取り組んでいます。
また、ブラジル出身の方と触れ合う機会が多く、ブラジルの文化について興味を持ちました。皆様とても温かい方で、お話をしていてとても楽しかったです。二つ目は、ボランティアへの参加は主体性やコミュニケーション力の向上にも繋がりました。初めて参加する時は、初対面の方たちだらけなので積極的にあいさつやお話しをしようと自ら何度も声をかけました。
大学は、バンクーバーのカレッジに進学することを決めたのですがその際は、高校生の時に留学していた時よりも、より多くのボランティアに参加したいと思っています。ボランティアをしたことがない方は、是非一度参加してみてください。」