カナダのホームステイ【食事編】

ホームステイには当たりも外れもあるという話をよく耳にしますが、これは一体どういう事なのでしょうか?同じホストファミリーの家に滞在しても、生徒さんによって評価が違い、「凄く良いホストファミリーだった!」という生徒さんもいれば、「自分には合わなかった。あまり良くなかった。」という方もいます。異文化という環境で他人と暮らすわけですから、自分と合う事も合わない事もあると思います。ホストファミリーに問題がある場合は別ですが、そうでなければ、食文化や生活の違いに直面しても、“何事も体験”とポジティブにとらえる事が大切です。今日はホームステイの食事についてお伝えしたいと思います。

ホームステイの食事

カナダは移民大国ですから、ホストファミリーの人種も様々です。家の中は英語環境でも、ホストファミリーのバックグラウンドは、ヨーロッパ系、アジア系、南アメリカ系、北アメリカ系と様々です。必然的に食事もホストファミリーによって多少違ってきます。カナダの朝食は、たいていシリアル、トースト、ワッフル、マフィンなど簡単なものです。週末ならお料理をした温かい食事もでるでしょうが、平日の朝は簡単なものです。ホストマザーが朝食の準備をしてくれる家もありますが、生徒さんがテーブルに出してあるものを自分で自由に食べる場合もあります。

ランチはホストファミリーによって異なります。温かいランチを準備してくれる家でれば、パスタ、ヌードル、ご飯などが多いですが、サンドイッチという家庭もあります。フルーツやちょっとしたスナックをつけてくれる家も多いです。ジュースなどを持たせてくれる家もありますが、できれば水筒などを日本から持ってきても良いと思います。そうすれば、水筒に水を入れて持っていくことができます。

夕食もその家庭によって様々です。お料理を最初からお皿にのせてくれる家もあれば、大皿に盛りつけられた料理を自分で好きな量だけ取る場合もあると思います。野菜やお肉を多く出してくれる家もあれば、そうでない場合もあります。食生活はその家庭によって違いますが、自分が食べられない物やアレルギーがある食べ物などは事前にきちんとホストファミリーに伝える事が大事です。

カナダのランチボックス
ランチタイム

ホームステイの食事の不満

ホームステイの不満で一番多いのは食事の問題です。幾つか例にとって見ていきたいと思います。

1.お米がまずい

カナダの主食は地域や民族によっても異なりますが、お米が毎日食べられるわけではありません。またお米が出されても日本のようなお米ではありません。日本のお米は粘りが出て柔らかくて美味しいですね。しかし、カナダで食べるお米はコメの粒が長くて、パサパサしています。これはもうどうしようもないですね。カナダで生活していくわけですから、慣れるしかないと思います。

2.野菜が生で食べられない

日本の食卓は鮮やかで、小鉢に色々なお料理が並びますね。お野菜は蒸したり炒めたりすることが多く、にんじん、ブロッコリー、カリフラワーなどをそのまま生で食べる方は少ないと思います。しかし、カナダは野菜を生で食べる方も多いです。スナックに生のニンジンが出されることもよくあります。また、リンゴやブドウなどは皮付きのまま食べる事も多いですね。生野菜が苦手な場合は、きちんとそのことを伝えましょう。ホストマザーに申し訳ないと思い、遠慮して何も言わない生徒さんもいますが、それではストレスがたまってしまいます。食事は毎日の事ですから、意思表示はとても大事です。

3.味付けが自分には合わない

これはなかなか難しいですね。辛いものが苦手という場合は、事前にそのことを伝えればホストマザーが調整してくれると思いますが、そうでない場合、例えばホストマザーの味付けが自分の好みに合わないというのは、なかなか難しい注文ですね。スパイスやハーブなど自分が苦手なものがある場合は、こちらも事前に伝える事ができると思います。しかし、食文化も留学の体験として、自分がその家の食事に合わせる努力も必要だと思います。

私はカナダにもう30年以上住んでいますが、いつも日本の食事が懐かしくなります。食材も豊富ですし、魚の種類もたくさんありまね。夕食は何種類ものお料理がテーブルに並びますね。しかし、ここカナダはシンプルです。お皿一枚に全てのお料理をのせて食べる家庭も多いと思います。留学中に日本とカナダの食事を比べても仕方ありません。また、友達のホストファミリーと比べる事も良くありません。ホストファミリーはそれぞれ違うのです。他の家の食事は自分の家の食事より良いとか、自分のホストファミリーは外れと言って欠点ばかり探すのではなく、もっとポジティブな気持ちで自分の視点を変えることが大切です。留学とは海外の文化や習慣の違いを知り、異文化を学ぶことでもあります。食文化もその一つです。海外に出たら、様々な事に挑戦してみることです。食事もその一つです。これまで全く口にしたことがなかった食べ物を食べてみることで、食文化の理解が深まるかもしれません。常に前向きに物事をとらえていく事で、これまでマイナスと見えていたこともプラスに変わっていくかもしれません。これまで食べたことがなかったお料理でも、意外と新たな発見があるかもしれませんよ。

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