こんにちは。カナダ在住36年、現地留学コンサルタントの真由美です。現地での子育て経験と、数多くの未成年留学生をサポートしてきた経験を生かし、「現地のお母さん」のように、いつでも安心して相談できる存在でありたい。そんな思いで、一人ひとりの留学サポートをしています。このブログでは、カナダ留学のリアルな情報や、保護者の皆さまが安心できる情報を現地からお届けします。
今回ご紹介するのは、カナダ留学に再挑戦した高校生のストーリーです。
留学は『失敗』では終わらない
1度長期留学をしたけれど、途中で断念して帰国してしまったら、その留学は失敗でしょうか?
今回ご紹介する生徒さんは、中学生の時に単身留学に挑戦しました。しかし、留学生活は思うようにいかず途中で帰国することになりました。本人はとても悔しかったと思います。ところが、数年後、彼は高校生になり再びカナダへ渡航。そして今回は、大きな成功を収めました。
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中学一年生での初めての留学
K君が最初にカナダに留学したのは、中学1年生でした。初めての単身留学、そして初めての海外生活。日本の小学校を卒業して間もないk君にとって、不安な事はたくさんあったことでしょう。特に最初はホストファミリーとの英語でのコミュニケーションには苦労したと話してくれました。
また、中学1年生という年齢では、精神的にもまだ成長の途中です。毎朝早く起きて学校へ通い、生活リズムを整えながら慣れない海外生活を送ることは、想像以上に大きな挑戦だったと思います。
残念ながら、K君は約半年で帰国することになりました。当時は「留学を続けられなかった」という悔しさや、途中で断念してしまったという思いが強く残っていたそうです。
しかし、私はK君が留学に向いていなかったとは思いません。留学失敗だったのではなく、彼にとってはそのタイミングが少し早かっただけだと思います。
高校2年生で再びつかんだ留学のチャンス
K君は帰国後も留学の夢を諦めることはありませんでした。日本で中学を卒業し、高校へ進学。高校生活を送りながらも、英語への興味を失うことはなかったそうです。もともと英語が得意だったK君にとって、「もう一度海外で学びたい」という思いは、ずっと心の中にあったのでしょう。

新たに訪れた留学のチャンス
高校2年生になり、再びそのチャンスが訪れました。今回は日本の高校を半年間休学し、1セメスターの留学に挑戦。最初の留学から4年が経ち、K君は精神的にも大きく成長していました。
一回目の留学では、ブリティッシュコロンビア州の学校に通い、ホストファミリー宅で生活していました。一方、今回の留学先はニューブランズウィック州。滞在先もホームステイではなく学生寮で、全く異なる環境での留学生活となりました。
学校は留学生が全体で20名程という小規模な学校でしたが、その分、生徒一人ひとりに目が行き届く環境だったようです。K君自身も、今回は充実した留学生活を送る事ができたと話してくれました。
前回の留学と比較して今回大きく違った事
今回の留学で良かった事の一つは、通学に時間を取られなかったことです。寮から学校まで近かったため、朝の準備に少し時間がかかっても、余裕を持って登校することができました。生活リズムが整えやすかったことも、充実した留学生活につながった理由の一つだったかもしれません。
また、今回はESL(留学生向けの英語クラス)の授業をあまり受講せず、途中からグレード11の英語の授業を履修することになりました。
グレード11の英語は、それまでとは比べものにならないほど難しくなります。特にシェイクスピア作品を扱う授業では、古典英語の表現に苦労したそうです。
現地の生徒と同じレベルの授業を受けることは決して簡単ではありません。しかし、その挑戦が英語力を大きく伸ばすきっかけとなり、k君にとって大きな自信につながったようです。
2回目の留学が成功した理由
この4年間の間にK君は大きく成長しました。留学は英語力だけではなく、精神的自立も求められます。中学1年生では少し早かったことも、高校2年生になったK君には自然にできるようになっていました。今回は、頻繁にK君に連絡することもなく、遠くから温かく見守ることができました。
寮では24時間体制でスタッフが交替しながら学生の生活を見守っており、K君は安心して生活を送ることができたそうです。また、一緒に寮で生活していた留学生の中には、英語でのコミュニケーションがまだあまりできない生徒もいました。そのため、k君は寮母さんとも自然に親しくなり、時々他の留学生と寮母さんとの間に入って通訳をすることもあったそうです。
「学校で英語を勉強する」だけではなく、「英語を使って誰かを助ける」という経験が実践で英語を学ぶことにもなり、K君の英語力が大きく伸びた理由の一つだったのではないかと思います。
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カナダで過ごした初めてのクリスマス
そして、留学中の思い出として特に印象に残っているのが、カナダで過ごしたクリスマスです。クリスマスブレイクの期間中は寮が閉まるため、K君はホームステイ先でクリスマスを過ごしました。滞在先は、なんと校長先生のお母様のお宅だったそうです。なかなか経験できることではありませんね。
クリスマス当日は校長先生も一緒に食卓を囲み、先生のご家族とともに温かな時間を過ごしたそうです。
日本でもクリスマスは楽しいイベントですが、カナダでは家族と過ごす一年で最も大事な行事の一つです。現地の家庭でその文化を体験できたことは、K君にとって忘れられない思い出の一つになったことでしょう。こうした日常生活に触れられることも、留学ならではの大きな魅力ですね。
これからの進路
今回の留学を通して、K君は英語力だけでなく、人とのコミュニケーション能力にも大きな自信を持てるようになったそうです。
現在は高校三年生で、来年は日本の大学へ進学する予定です。将来は英語を活かせる仕事に就きたいと考えており、今回の留学経験が進路選択にも大きな影響を与えたと話してくれました。また、大学生になったら再び留学に挑戦したいという目標を持っています。
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最後に、「留学を成功させる秘訣は何ですか?」と尋ねると、
「やりたいと思ったら、自分に自信をもって一歩踏み出すことです。」
と答えてくれました。
K君の体験から私が改めて感じたのは、留学には「今がベスト」と決まったタイミングはないということです。
中学生の頃には難しかったことも、高校生になれば自然にできるようになっていることがたくさんあります。一度思うようにいかなかったからといって、決してあきらめる必要はありません。
大切なのは、自分にあったタイミングで再び挑戦することです。
留学は、早ければ早いほど良いというものではありません。たとえ途中で帰国することになったとしても、それは決して失敗ではありません。その経験から学べることはたくさんあり、その後の挑戦につながる大切な財産になります。
K君も、中学1年生の時の留学で思うような結果が得られませんでした。しかし、その経験があったからこそ、高校2年生での再挑戦では大きく成長し、自信を持って帰国することができました。

留学体験はその後の人生の大きな糧となる
留学は決してゴールではなく、その後の人生につながる大切な経験です。だからこそ、焦らず、自分にあったタイミングで挑戦することが何よりも大切だと思います。
私は、お子様と保護者さまのお話をじっくりお伺いし、一人ひとりにとって最適な留学のタイミングや方法をご提案できるよう、日頃から心がけています。
カナダ在住36年、そして子育てを経験した一人の母親として、「現地のお母さん」のような存在でありたいと思いながら、お子様と保護者様に寄り添ったサポートを行っています。
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